こたつの日記

韓国ドラマを見たり、マッチングアプリをしている

自分のことを面白いと思っていた高校時代

 

今でも私のことを面白いと言ってくれる友人もいるけれども、私って実はそんなに面白くはないのでは?とここ数年思う。

 

高校時代は、「私ってなんて面白いんだろう!」と思っていた。修学旅行先でタクシーの運転手に「私たち超面白くない?!(ゲラゲラ)」って聞いたら、「うーん、普通じゃない?」って言われたことがものすごく衝撃的だった。え?私って面白くないのか……?当時は毎日が面白かった。よくいう、「箸が転んでもおかしい年頃」だったんだろうなと思う。

 

私は、「面白いね」って言われると嬉しくて、ウケを狙った行動をよくしていた。それは大学に入学してからも続いた(ただ、進学した先の見知らぬ土地に委縮して、少し減っていたが。)。私はあまり飲み会だとかにはいかなかったんだけど、大学2年の終わりごろ、珍しく複数人の集まりに参加した。仲良しの友達に向けて端っこで奇行をしていたら、「女捨てすぎだろ」という男性のボソっとした声が聞こえてきた。私は、正直面白くできる人間ではないので、聞こえないふりをした。聞こえないふりをしたけど、かなりショックだった。そうか、面白いことをする女は、女としては見られないのか、と。大学時代の中盤といえば、周囲の友達には一度は恋愛経験をする人が増えてきて、そういった浮いた話のなかった私にはタイミングが悪かった。

 

なによりも、私は高校時代から「私のことを面白いと思ってくれる人と付き合いたい」と言い続けていたのだ。そうか、女性のことを面白いと思っても好きになってくれる人なんていないのかもな、とそのとき気が付いたのだった。

 

それ以降、これしたら面白いんじゃない?と思いついてもやらなくなった。ただのつまらない人間になってしまった。面白くなくなっても、私に彼氏はできない。きっとほかにもたくさん理由があるんだろう。それなら、ずっと面白いままいたかった。もう、面白かった私には戻れないのだろうか。感覚が鈍ってしまったのか、もう、なにが面白いか分からないんだよね。面白いって、なに?という感じ。