少し前にNetflixにて最終話が配信された「青春の記録」
一言で感想を言うと、
前回感想を書いた6話ぐらいまでが、キラキラしてて良かった!
それ以降はドロドロが多くて見ていてしんどかったです!
終わり方も、スッキリしなかった~~~
これはこれでいい終わり方だったのかもな、とも思うのですが、現実味ありすぎだよ~。なんだかんだ、私は韓国ドラマに現実味を求めていないのかもしれない。
以下、ネタバレありの感想書きます。
初めに、個別に物申したい登場人物について。
まず、ヘヒョ
なぜジョンハのことを好きになったのか、なぜ何年も片思いしてるのかさっぱり分からない!!しかもさして大きな動きなし!!
花束渡してみたり、雨の中迎えに行ってみたり、まぁ好きじゃなかったらやらないよねってことをやるけど、ジョンハとしてもその好意は全く受け取るつもりもないわけで。で、「まさか、私のこと好きなの?(半信半疑)」みたいなシーンもあるけど、「そんなわけないじゃん」と強がる。最初は自分のファンかと思ったけど、本当はヘジュンのファンだったジョンハが「おもしれー女」枠にハマっちゃっただけにしか見えない。
次にジヌ&ヘナカップル
・男性も子宮頸がんワクチンを接種することで、女性の発がんを防ぐことができるんだよーという啓もうが最高だった。勉強になりました。
・どちらかにもたれかかるのではなく、互いが自立し支えあうみたいな価値観(詳細忘れた)は最近っぽくていいなぁ。
・結局別れるのか~。しかもヘナの「やっぱり美味しいもの(高価なレストランなど)食べたい、ママと買い物行きたい」がきっかけ。やはり生活水準は下げられないのか。現実味在りすぎ……。この2人も青春の記録でしかなかったわけですね。
・ジヌはBMW乗ってるのに、経済的に安定してないのか……?(単にBMVがドラマのスポンサーなのか?それとも親の車?)
・ヘナは弁護士になるわけだし、あと数年もすれば経済的に自立できそうだけどな。とはいえ、両親の財力に追い付くにはさらに数十年必要かもだから、やはり経済格差のある相手とは青春の記録になってしまうのか。
最後に、嫌がらせしてくる記者
イ・テスにそそのかされて、ヘジュンの確証のない記事を出し、世論をあおっていた記者。結局、ヘジュンの元カノに、イ・テスの嘘を聞いて、今度はイ・テスお抱えの俳優を叩き出すという。描写不足なのかもだけど、結局、イ・テスが嘘をついたっていう裏どりもせずに手のひらを反すのが……残念な人だなぁ、と。わーい、手のひら反しだ!イ・テスをやっちゃえ!とも思えず、最後までモヤッとしてしまったのも、この人のせいだろう。ただ、最後まで憎たらしかったので演技はうまいんだろうな。
ストーリーについて、
まず、ヘジュンの同性愛疑惑について。
亡くなった方のセクシュアリティをワイドショーのネタにするのも下品だし、俳優が同性愛者でもいいじゃん??? 人気俳優がセクシュアリティ非公開だとかそういう路線が見たかった。けどゲイ疑惑払拭のためにジョンハ、ヘジュンの別れが来るのかな……悲しい。今日の配信が気になる #青春の記録
— こたつ (@kotat_su) October 13, 2020
と、見た当時は書いた。ただ、やはりこのドラマは現実なんだろうな。ヘジュンの「故人を守りたい」という個人の考えはあるんだけど、やはりまだ世間はそうは思ってくれない。今回、このドラマの流れに嫌悪感を抱く人が、以後こういったシーンに出会ったときに寛容な対応をする人になることを望みたい。
セクシャリティやマイノリティに関しては、梨泰院クラスでも取り上げられているみたいなので、重い腰を上げてそっちもそろそろ見てみようかなという気持ちになりました。
ヘジュンとジョンハについて。
別れは、割と序盤から匂わせられていて、はー、やっぱり別れちゃうのか。と。
ただ、何をしても美しく見えるカップルだった。特に異論はない。別れてしまったからこそ、「青春の記録」っていうタイトルが合うな、と思わされてしまった。
ただ、これはただただ私の経験不足なんだけど、「ジョンハはなぜ別れを切り出したのか」全く共感できないし、切ない気持ちにもなれなかった。ヘジュンのことは大好き、愛してるけども、「申し訳ないと思わないように全力で尽くす」(ニュアンス違うかも)と言ったヘジュンが、仕事が忙しくなりジョンハに対して「申し訳ない」と口にすることが増えた。その変化にジョンハは耐えられなかった。という、理論は分かるんだけど、どうも感情移入はできないんですよね。理論的になってしまうけど、ヘジュンと恋愛をすることで、変化を受け入れられるようになったのでは?父親に頼ったり、独立したり。恋愛は、そういう問題じゃないのか。
2人が両思いになる過程のキュンキュンはめっちゃ分かるんですけどね。なんでだ。キュンキュンも現実の経験皆無なのに。
最後に、このドラマは主演パク・ボゴムの入隊前最後の作品っていうのが、このドラマの味わいを大きくしているんだろうなと思う。じゃなかったら、えーーー、何?この中途半端な終わり方は?!と思うだけだっただろう。パク・ボゴム演じるヘジュンも、20代を駆け抜けて、ドラマの最後で入隊する。そこが、青春の終わりを示していた。きっと、パク・ボゴムも入隊まで青春を駆け抜けたんだろうな、と、ヘジュンと重なって見える。(多分、ヘジュンほど遅咲きではないが。)
とはいえ、パク・ボゴムさんはこのドラマで初めて見たので、何を知ったような話をするんだ、という。「応答せよ1988」見ます。