今年初の読了本
小説ってハマると一気読みしてしまう。
よく分からずに、「婚約者が失踪した」というあらすじしか知らない状態でパケ買い?してみた一冊。ちなみに「高慢と偏見」は読んだことない。
まさかのマッチングアプリや婚活がテーマの1つで、マッチングアプリの考察なんてTwitterでよく見るものの、それがひとまとまりになって攻撃してくるものだったから、もう気持ちがグッサグッサ刺されてしまった。でも止められなかった。
いや、本当に、70点と言われようが理想の相手と結婚できるなら良くね?なんて思ってしまったのだけど、多分自分は100点と思っている相手に70点と思われるのは辛いのでしょう。経験したことないので想像でしかないですが。
なんなら、一番最初に出てくる結婚相談所の仲人さんの言葉が一番攻撃力が強く、なんか逆に、もっと刺してくれ…!マッチングアプリで選り好みして恋人ができない私を滅多刺しにしてくれ…!って気分で読み進めたのですが、一番刺されたのは仲人さんでした。のちに出てくる院卒のお見合い相手は、まぁそういう人もいるよね、って、感じなんですが、結婚相談所の仲人さんは、婚活に苦戦した真実と架を直接刺してくるような感じが、しんどかった。
ピンと来ない
ピンと来ないんですよ。
ネット上では、「結婚相手と出会った瞬間に、『あ、この人と結婚するな』と思った」なんて言説があふれかえってるじゃないんですか。あれ全部消えてくれないかな。
それは自分には訪れないと割り切れればいいのに、それが存在すると知っている限り割り切れないと思う。
真実もきっと、傷つくことを避けていたのだと思う。
諦めようかな、と思うときもあるけれど、傷つくなら少しでも若い今だ、なんて思って自分を鼓舞するときもある。
何を目指しているんだろう、なんて思うときもある。
この小説は、なにか私に影響を与えたのだろうか。
〜〜〜〜〜〜〜
社会人になってから、小説って朝井リョウと村上春樹くらいしか読んでなかったけど、12月に「革命前夜」を読んで、他の作家も読んでみようという気持ちになっている。ただ、傲慢と善良も、革命前夜も面白かったから、辻村深月さんか須賀しのぶさんの他の小説を読んでみようかな。
とりあえず、スマホがない時代の小説が読みたい。。。