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雑まとめ
不確かな未来への期待が、脳がドーパミンを出す要因となる。
ドーパミンが出ると、人間は気持ちが良くなる。よって、ドーパミンが出ることは、行動の原動力となる。なので、不確かなことをしたくなる。ギャンブルとか。
スマホの着信音や通知も、「大事な人からのメールかもしれない」という不確かさがある。
スマホの検索も、「新しい情報を見つけれらるかもしれない」という不確かさがある。
そうやってスマホに依存していくのだ。
今まで、ネットニュースで見たこともある内容だが、前半の「人間が生き残るために進化してきた遺伝子の仕組み」の説明や、多数の研究結果から、根拠を持って以下のことが説明されている。
・寝る前のスマホは睡眠を妨げる。
・幸福度が下がる。うつ傾向が上がる。
・集中力を妨げる。
・運動をすると集中力が上がる。
感想
確かに、高校時代が一番幸せだったと今でも思うのは、まだスマホコンテンツがあまり普及していなくて、スマホを持っていたけれど、スマホ依存ではなかったし、適度に運動していて、人間関係が良好だったからだろう。
今では、私は日に5~7時間程度、スマホを使っている。
以下、印象に残った文。
報酬を先延ばしにできなければ、上達に時間がかかるようなことを学べなくなる。
(中略)
今の子供は即座に手に入るごほうびに慣れているから、すぐに上達できないとやめてしまうんです
ー第7章 バカになっていく子供たち
最近の私すぎて笑った。
報酬の探求( reward-seeking)と情報の探求( information-seeking)を区別できないこともあるくらいだ。
ー第7章 バカになっていく子供たち
これも最近の私だ。情報の探求じゃなくて、報酬の探求になってしまっているんだろうな。
目的志向大事……
インターネットは深い思索を拡散してはくれない。表面をかすめて次から次へと進んでいくだけだ。目新しい情報とドーパミン放出を永遠に求め続けて。
ー第9章 脳はスマホに適応するのか?
来年の目標は、
まさにこれ。
睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限すること。
ー第9章 脳はスマホに適応するのか?
なんとなく、この1年、息苦しかったのは、婚活がうまくいかなかったのもあるだろうし、スマホのせいでもあるのかもしれないと思った。スマホのせいにしたいだけかもしれないけれど。
とにかく、スマホで人生を浪費している場合ではない。でも、特に生きる目的もないので、浪費してもいいか、という気持ちにもなる。
ただ、精神を病まないことは、生活の目標でもあるので、やはりスマホで浪費している場合ではないのかもしれない。