こたつの日記

韓国ドラマを見たり、マッチングアプリをしている

「竜とそばかすの姫」良かった。

まず、細田守監督の以前の作品「ぼくらのウォーゲーム」を見ました。これは何回か見たことあったのですが、大人になってしまったのか、情報知識がついてしまったからか、「おいおい!」ってツッコミを入れながら見てしまいました。ま、面白かったんですけどね。アグモンは可愛いし、ウォーグレイモンもオメガモンもかっこいいし、空はなんで拗ねてんのか分かんないし、太一と空はなぜくっつかなかったのか……(話がそれそう)

 

次に、「サマーウォーズ」を見ようかと思ったんですが、見ることかなわず、「竜とそばかすの姫」の上映時間になってしまいました。サマーウォーズも見たことあるんですが、あまり記憶がはっきりしていないので、予習しておきたかった。。。「サマーウォーズ」見てから感想書こうかと思ったけど、韓国ドラマ欲に負けてまだ見ていないw 早く感想書かないと忘れちゃいそうなので、一旦サマーウォーズは置いといて、書いてしまいます。

 

以下、ネタバレありの感想です。

 

本題 「竜とそばかすの姫」の感想

音楽が良かった

主人公すず(ASの名前はベル)の歌が良かったですね。映画館で聴くと、音響が良くてさらにいいです。映画館で見たい映画。

ここ数年、音楽が主役になる映画が多く(洋画であれば「ラ・ラ・ランド」や「グレイテストショーマン」、日本のアニメ映画だと「君の名は」とか)、そういったものを意識しているのか、していないのか不明ですが、よかったです。あとは最近人気?のボカロや歌い手?といった文化が反映されているのかな。詳しくないので分かりませんが、SNSや動画共有サービスで人気になる歌手を彷彿とさせられました。

これはテレビ(笑ってコラえて)で見たのですが、細田守監督が笑コラの「マーチングの旅」コーナーが好きな影響で、るなちゃんが所属する吹奏楽部を躍らせてたらしいです。へ~。

 

SNS「U」について(技術的なはなし)

本当にサマーウォーズの記憶があいまいなんですが、サマーウォーズに出てきたSNSに似ていますよね?あれはたしか、アバターがいてケータイやパソコンで操作していたのですが、今作のSNS「U」では、イヤホンのようなものをして体を同期しています。VtuberVRに似ているなぁと思いました。Vtuberはやったことないので、テレビで見たことしか分からないのですが、体に専用の装置をつけて、自分の動きが画面上に反映されるんですよね?Uは動きが反映されるというよりかは、思考が反映されるのかな?
VRは、頭にサングラスのような画面を装着して、頭の動きで映像が動き、自分がまるで映像の中の世界にいるかのような錯覚に陥るというもの。VtuberVRの技術が発展していったらUのような世界が実現されるのかな?と、あからさまに無理ではないだろうなという印象を持ちました。

そういった面では、「ぼくらのウォーゲーム」はありえないでしょ!って設定もありましたが、もしかしたら可能になる未来が来るかも?と思わされました。これもまた十数年後に見たら「ありえないでしょ!」という感想になるかもしれないですし、それ以上に技術が発展しているかもしれないですね。そもそもデジモンがリアリティのある世界観じゃないし、子供向けなので、全世代向けっぽい今作と技術面の世界観で比べるのもおかしいかもしれませんが。

 

SNS「U」について(社会的なはなし)

これは最初にも書いたのですが、素性(顔や年齢など)が分からなくても、音楽に限らず才能が有ればSNSで公表して人気を得るというのは今の時代よくありますよね。そういった現代のSNSの特性がいろいろと表されていて、よくストーリーが組み立てられているなと感心しました。

特にこれはネタバレになってしまうんですが、あの正義をふりかざしてくるキャラクター(名前分からない)(ネタバレになってない)。正義感があるということからかおそらく人気があって、スポンサーがたくさんついています。だけど、途中から過剰な正義感で、人々のための正義ではなく、自分が思う正義に固執するような形になってしまい、人々からの支持がなくなり、スポンサーが去っていくということがありました。最近では、社会的に良しとされない行動や発言で炎上すると、すぐにスポンサーが手を引くということがよく起きていて、最近の社会を反映した演出だなぁと思いました。

あとこれはめっちゃネタバレなんですが、ともくんの瞳に映ったけいくんだったかな。熱愛がバレるアイドルかよwwwとつっこんでしまった。窓からの景色と、夕方の音楽で場所を特定するのも、ネット特定班かよwwwとも。あとは、虐待を自治体の支援機関に知らせてもすぐに行動を起こしてくれないシーンは、そういった事件が実際に起きており、社会問題を提起されていたのかな。とはいえ、そんな危険なおじさんがいるところに女子高生1人で行く?!なんでおばさんたち着いていってあげないの?!てかしのぶくんが行けや!!とツッコんでしまった。あとは、高知から東京へ女子高生1人で行くなんて、昔ならそれだけでドラマになりそうだなと思ったんだけど、この映画だとマジで一瞬の出来事で、インターネットや交通網が発展してる現代では、そんなにドラマにならないんだなぁと。私なんて、大学受験で一人で東京に行くだけでかなり大冒険だったのなぁとしんみりしました。たかが数年前ですけども。

 

合唱クラブのおばちゃんたちについて

おせっかいおばちゃんたち、いいね。

サマーウォーズ覚えていないんですが、男性が優位というか、女性は家事係みたいだったと前にブログで読んだのですが、最近の女性活躍しよう!みたいな社会的ムーブメントを受けて、かっこいいおばちゃんたちが描かれたのかなと思いました。

 

 

 竜とすずとお母さんついて

すずの母親は、すずの幼少期に見知らぬ子供を助けるために亡くなっています。すずはその出来事が原因でふさぎ込み、なぜ見知らぬ子供を助けるために自分を置いていったのかと母親を少し責めている印象でした。ただ、全く見ず知らずの、画面越しにしか知らない竜を助けなくてはと必死になったすずに、母親が子供を助けるために川に駆け込んでいったシーンが重なります。竜を助けたい、と思い、UでASのアバターではなく自分のプライバシーを犠牲にして自身のリアルの姿で歌う決心をしたすずは、やっと母親のあのときの行動を理解することができたんですね。なんて書こうか迷ったんですが、母親の行動を知っているからできた行動だし、あの最初に出てきた緑髪のインフルエンサーじゃなくてすずじゃなきゃ竜を救えなかったんだなと思います。

 

竜の城について

美女と野獣」か?

 

しのぶくんについて

結局すずはしのぶくんが好きだったん?竜が好きだったん?誰が好きとか嫌いとか、そんな浅い世界観ではない?強いて言うなら、竜は守りたい存在で、しのぶくんは気になる同級生の男子といったところですか。いや~、無理に恋愛について考えると一気に薄っぺらくなるから考えるのやめよう。

幼少期に母親を追いかけようとしたすずをとめたのもしのぶくん、竜を助けるときに歌う後押しをしたのもしのぶくん。とにかく、すずにとっては必要な存在であったことには間違いなくて、「やっと対等になれた」(だったかな?)という最後のしのぶくんの言葉からも、これからも関係が続いて、もっと良い関係を築いていってほしいなと思います。(お姉さん目線)

 てか、しのぶくんはなんですずがベルって分かったのか、私には分かりませんでした。誰か教えて。

中学~高校生の頃の私は「時をかける少女」の千昭にゾッコンだったわけですが、今もし中高生だったらしのぶくんにゾッコンになっているのかしら・・・と思いました。今現在はしのぶくんよりかみしんのおちゃらけキャラのほうが好きです。

 

 

最後に

細田守監督の映画って「バケモノの子」を見たのが最後なんだけど、こんなに社会問題や社会の流れを反映させたのだったっけ?方向性変わった?と思いました。それとも、久しぶりに映画見て、いろいろ社会問題に敏感になっているだけ?一応、「未来のミライ」見てみるか?ま、でもとりあえず、サマーウォーズでも見るか。