こたつの日記

韓国ドラマを見たり、マッチングアプリをしている

朝井リョウ「どうしても生きてる」

こんな表現をしたら作家の朝井リョウさんに失礼かもしれないけど、私は朝井リョウの小説を読みがち。

読みやすいのだよね。比喩の表現とか好きだ。こんな比喩を書こうと常々考えながら生きているのだろうか。それとも書いている時にポッと出てくるのか、捻り出しているのか。

分からないけど。

 

「どうしても生きてる」を読んだ。私は朝井リョウを読みがちで、もっといろいろな作家さんの本を読みたいと思い、困ったら朝井リョウを脱したかったのに、また読んでしまった。

 

「どうしても生きてる」を読んだ感想はあれだ、簡単に書くと「朝井リョウってネットフェミなの?」である。これまた言葉選びが悪いかもしれない。

女は大変なのよ…やれやれこれだから男は…みたいな話が多かったように思う。こんな話を男性として生きている朝井リョウが書くのか、Twitter見過ぎだろ?(見てなかったらごめんなさい)と思った。

生きづらさがテーマなんだろうけど、なんとなく男は弱い面が、女性は強い面が書かれていると思う。なぜこの書き方なんだろう。正欲でも、最後の夏月は力強くて、刑事の男はなんだか情けなかった。なぜなんだろう。男は理不尽だし弱いよね、女の人って強いよねって言いたいのだろうか。

 

「どうしても生きてる」も「傲慢と善良」も、現代小説だ。まるでTwitterを見ているよう。なんだろう、全部Twitterに見えてしまう私、なんなんだろう。Twitterを通して、誰かの感情を垣間見ているような気持ちになるのと、小説でダイレクトで登場人物の感情を読むのが、似ているからかな。

Twitter怖い。